ネコヤナギ

最終更新日
2016/02/23
●学名
Salix gracilislyla
●科名
ヤナギ科ヤナギ(サリックス)属
●花期
冬〜早春
●生育地
日本全国に分布する落葉低木。日当たりの良い水辺に生える。
●特徴

早春に、出葉に先立って花穂を伸ばし、銀白色の綿毛で覆われる。雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かす。雄花穂は2〜4cmと雌花穂は2〜4cmと雄花穂に比べて少し小さめである。高さは3m前後。

●写真集

ネコヤナギの花ネコヤナギ  星野の早春

ネコヤナギの花ネコヤナギ  花之江の郷

●育て方

春〜秋まで日によく当てるが、冬に棚下などで寒風から保護する。

水切れに注意し、腰水でも良い。

有機質肥料を多めに与え肥培する。

花後、2〜3節残して枝を切り詰める。

植え替えは数年に一回、花後の新葉展開前に根を切り込んで植え付ける。
用土例として赤玉土・硬質鹿沼土・ケト混合土など。

増殖は挿し木が容易。早春か新葉が固まる梅雨時期に水挿しができる。

●近縁種

タチネコヤナギ (枝の立つもの)

ハイネコヤナギ (枝が這うもの)

●和名
猫柳。名の由来は、花穂の様子をネコの尻尾になぞらえたもの。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、日本の山野草(NHK出版)、山草図鑑(栃の葉書房)