高さ2mになる常緑の低木。庭園に植栽されることが多い。
葉は3回3出の羽状複葉で、茎の先に集まって互生する。小葉は長さ3〜8cmの披針形。茎の先に円錐花序をだし、白い小花を多数つける。花弁は6枚、雄しべの黄色い葯が目立つ。実を薬用に用いる。
ナンテン 冬の野山
庭植えが多く、鉢栽培は古典園芸植物の琴糸南天がよく用いられる。琴糸南天の栽培は以下の点に注意する。
乾燥に弱いのでなるべく半日陰、夏は遮光し、水切れさせない。生長期が春・秋と2回あるので、その時に置き肥する。
植え替えは2〜3年に1回、4月中旬〜下旬か9月下旬〜10月中旬。
用土例として赤玉土・硬質鹿沼土の混合土など。
琴糸南天(キンシナンテン) (葉が細く、さまざまな葉芸品がある。)