葉はすべて根生し、基部がしだいに細くなって葉柄に移るので、葉身と葉柄の区別がハッキリせず、全体としては線状倒披針形で長さ7〜12cm。表面に消化腺毛があり、裏面には短い腺毛がまばらにある。花茎は高さ10〜20cmで短い腺毛が散生し、うず巻き状の花序に白い花をつける。葉弁は長さ約6mm。
腺毛に小さな虫が触れると粘液をだして虫を捕える。虫を捕えると、腺毛は湾曲し、葉身も虫を包み込んで消化吸収する。
ナガバノモウセンゴケ 尾瀬
サジバモウセンゴケ (モウセンゴケとナガバノモウセンゴケがともに生えている地域に見られる。両者の種間雑種で、中間的な形を示す。)
モウセンゴケ (北海道〜九州の山地帯〜高山帯の湿地に生える多年草。食虫植物としてよく知られ、北半球に広く分布する。)