長さ30〜100cm。枝は低木などにからんで長く伸び、葉は有柄で対生し、2回3出複葉。枝に無花枝と有花枝がある。茎は細く、越年したものは木質となり、花柄は前年の側芽から出て、枝先に1個、下向きに紅紫色の花を咲かせる。花は直径2.5〜3cm。花弁状の萼裂片は4個で、平開せず、縁には白い毛が生え、近縁種のハンショウヅルは萼に光沢がある。花弁は10数個、萼片より短く、幅1.5〜3mm。
ミヤマハンショウヅル 白馬
生育期は風通しの良い日当たり、日射しが強い時期は半日陰で管理する。
乾燥を嫌うが、過湿にならないよう、乾き具合を見て潅水する。
肥料を好むので、春・秋に置き肥する。
2〜3年ごとの春か秋に植え替え、硬質鹿沼土・軽石の混合土などで中深鉢に植え付ける。その際、黒くなった古根や痛んだ根は切り取る
増殖は挿し木・実生による。
カザグルマ (美しい青紫色を咲かせ、本州から四国、九州、朝鮮半島から中国に分布。白花や青花の八重咲き種がある。多くの交配種の母種となっている。)
クレマチス (園芸品種の多いつる植物。)
クレマチス・アルピナ (ヨーロッパの亜高山の山岳地帯に広く分布する種で、青むささきいろの美しい花を咲かせる。)
クロバナハンショウヅル (黒紫色の花で別名チシマハンショウヅル。北海道、千島、サハリンなどに分布。)
シロバナハンショウヅル (丸みを帯びる白い花で本州、四国、九州に分布。)
センニンソウ (白花で日本各地に分布。)
トリガタハンショウヅル (淡い黄色の花で、本州の一部と四国に分布。その名は発見された高知県鳥形山に由来)
ハンショウヅル (半鐘蔓、ハンショウヅルは本州と九州に分布し、山林の林縁や林床で他の木々に絡まって鐘形の紫褐色花を咲かせる。)
ボタンヅル (白花で 本州、四国、九州に分布 。)