四季の山野草
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山野草図鑑
コウリンタンポポ
最終更新日
2016/02/18
●学名
Pilosella aurantiaca
●科名
キク科ピロセラ属
●花期
7月〜8月
●生育地
ヨーロッパ、西アジアにかけて分布し、明治中期に渡来した帰化植物。
●特徴
多年草で、匐枝をだしてふえる。花茎は直立し、高さは10〜50cmで、全体に立った剛毛を密生し、上部には星状毛と腺毛が根生する。葉は根元に集まってロゼット状につき、倒披針形全縁で長い剛毛が生えている。燈赤色の頭花は10個内外、先が5つに裂けた舌状花だけからなる。総苞片は質が薄く1列に並び、黒色の長毛が密生し、内側に短い腺毛が混じっている。冠毛は毛状で白い。
蜜源植物の一つ。
●写真集
コウリンタンポポ
日光植物園
●育て方
乾燥土壌を好む。
●近縁種
ミヤマコウゾリナ
(本州の中部地方以北に分布し、高山の草原などに生える多年草。)
●和名
紅輪蒲公英。
別名エフデタンポポ。
●参考図書
日本の野草、園芸植物(山と渓谷社)