草丈は15〜50p。花は径7〜8cmと大きく、舌状花の色はクリーム、黄、橙などで中心部が暗紫色のある黒系、濃橙色大輪のむらじ系、丁字咲きのクレスト系などや、鉢物用の矮性品種もある。
先に渡来したCarvensisがキンセンカと呼ばれていたため、それと区別してトウキンセンと呼んでいた。しかし、キンセンカが花も小さく次第に栽培されなくなり、現在ではトウキンセンをキンセンカと呼ぶ。
千利休が切腹のときにキンセンカを飾ったことから、茶室では禁花になっている。
キンセンカ 庭の冬
秋播きで春に開花するが、8月播きの早生系は年内に楽しめる。
弱アルカリ性の土で日当たり良く育てる。寒冷地では霜よけが必要。
ホンキンセンカ (黄色小輪、江戸末期に渡来。)
品種にダンディー、パシフィック・ビューティー、タッチ・オブ・レッド&イエローなど。
金盞花。属名は『月の最初の日』を意味するが、当時、毎月その日に利子が支払われたことから転じて1ヶ月の意味も含むようになり、それ以上長期にわたり咲くこの花につけられた。
別名 カレンジュラ、ポットマリーゴールド。
イギリスでは、シェイクスピアの時代から、「マリーゴールド」と呼んでいたが、これは聖母マリアの黄金という意味で、黄金色の花の清純さを聖母マリアになぞらえたもの。