キバナノアマナ

最終更新日
2016/02/02
●学名
Erythronium japonicum
●科名
ユリ科キバナノアマナ属
●花期
4月〜5月
●生育地

北海道、本州、四国に分布。日当たりのよい草地や林のふちなどに生える多年草。

●特徴

鱗茎は卵形で長さ1〜1.5cm。根出葉は1個。線形でやや厚く、長さ15〜30p。花茎は高さ15〜25p。茎頂に数個の黄色の六弁花を散形状につける。花柄は長さが不同で1〜5p。刮ハは球形で3室があり、長さ約7mm。

●写真集

カタクリキバナノアマナ 早春の野山

●育て方

日当たり、夏は半日陰で管理する。

肥料は花後から地上部が枯れて休眠するまでの短い期間に、液肥を月に3〜4回施し、充分に肥培する。

この時期に1日でも長く葉を持たせるように心がける。

植え替えは秋に行う。

用土は赤玉土・硬質鹿沼土を使用する。

増殖は実生により、3〜4年で開花する。

●近縁種

エゾヒメアマナ (湿った荒野に生える軟弱な多年草。花はキバナノアマナより小さめで、葉の基部は茎を抱かない。)

ヒメアマナ (エゾヒメアマナに似ているが花は小さめで、葉の基部は茎を抱かない。本州の河畔に生える、)

●和名
黄花甘菜。黄色でアマナに似た花を付けることから名があるが、アマナとは別属。
●参考図書

野に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)