茎は直立し、上部で枝分かれして30〜100cmになる。葉は対生し、線形または披針形で、長さ3〜10cm、基部は茎をすこし抱く。淡紅紫色の可憐な花が咲く。苞は3〜4対あり、先は細くとがる。萼は細長い円筒形で先端は5裂する。花弁は5個、長い爪部があり、先は深く裂け、基部にひげ状の毛がある。
秋の七草の一つ。
カワラナデシコ
日に当てないと茎が間延びするため、真夏以外はよく日に当てる。また風通しが悪く蒸れると病気になりやすいので、風通しにも注意する。
水を好むので多めに与えるが、過湿には注意する。
用土は硬質鹿沼土・軽石など、水はけの良い用土で植え付ける。
株分け・挿し芽・実生で殖やせ、実生は発芽も早く、翌年には花が見られる。
エゾタカネナデシコ (苞が1対のもの。)
タカネナデシコ (苞は2対、高山の草原や岩場などに生える。)
シナノナデシコ (低山帯の河原や谷沿いに生える2年草〜多年草。)
シロバナタカネナデシコ (白花品。)
ミヤマナデシコ (北アルプス、南アルプス北岳に分布。高さが8〜20p、花時にも根生葉が残る。)