横にはう根茎があり、茎は直立して高さ30〜80cm。花は穂状花序に付く。葉は互生し、狭卵形で先が尖り、基部は茎を抱くように付く。葉は表・裏面とも皺状の縦に走る葉脈が目立つ。落ち着いた色合いの花なので、茶花として用いられる。
カキラン 日光植物園
生育期は日当たりで管理し、夏は遮光する。過湿は根腐れの原因となるので乾き具合を見ながら灌水する。
植え替えは2〜3年毎の早春か晩秋に行い、赤玉土・硬質鹿沼土・ミズゴケの単用か、軽石の混合土で浅〜中深鉢に植え付ける。
肥料を好むので、元肥や置き肥を十分に施す。
増殖は株分けにより、株を分ける時は小分けにせず、2節以上つけて割る。実生は開花まで3年ほどかかる。
エゾスズラン ( 北海道、本州、四国、九州に分布。 亜高山帯の林内に生える。)