イヌホオズキ

最終更新日
2016/02/24
●学名
Solanum nigrum
●科名
ナス科ナス属
●花期
8月〜10月
●生育地
日本各地に分布。日当たりの良い草地や路傍に生える1年草。
●特徴

茎は分枝して高さ20〜60cmで、無毛か少し毛が生える。葉は広卵形で先が尖り、縁に波状の鋸歯がある。液果は球形で黒く熟し、直径6〜10mm。茎の途中から花茎を伸ばし、星型の白色の花を数花付ける。

●写真集

イヌホオズキの花イヌホオズキ 庭の冬

●育て方

年間を通してよく日に当て、風通しの良い場所で管理する。

肥料は置き肥する。

1年草なので、実生により株を更新し、用土は特に選ばないが、赤玉土や鹿沼土などの実生床にタネを採り播きする。

●近縁種

アメリカイヌホオズキ (北アメリカ原産の一年草で、各地に帰化している。イヌホオズキによく似ているが、茎が細く、しばしば多くの枝を分けて横に広がる。葉もふつう幅が狭くて細い。花は直径2〜5mmで淡紫色または白色。液果はやや小さく、光沢のある黒色に熟す。)

●和名
犬酸漿。ホオズキに似た草姿をしているため、この名があるが、液果は黒く、それを包む大きな萼がないため、利用価値がないことを意味する「犬」を冠する。
別名バカナス。
●参考図書
山草図鑑(栃の葉書房)