本州の中部地方以北に生え、亜高山帯〜高山帯の林床や林縁に映える多年草。
高さ50〜70cm。毛はほとんどない。葉は広楕円形で長さ10〜18cm、裏面脈上に短毛がある。雌雄異株。花は淡緑色。雄花の花被片は長さ約3mm。雌しべは花被片の半分の長さ。雌花の花被片はやや紫褐色を帯び、雌しべの柱頭は3裂し、そり返る。
ヒロハユキザサ 至仏山
風通しの良い日当たり、夏は半日陰で管理する。
灌水は1日1回を目安に与えるが、過湿に注意する。
肥料は有機質肥料を置き肥するか、薄い液肥を付き1〜2回程度与える。
中深鉢に硬質鹿沼土か硬質赤玉土を混ぜた用土で植え付ける。
ハルナユキザサ (群馬県榛名山で発見された、茎は高さ1.5m、葉は長さ20cmに達する大型種。)
ヤマトユキザサ (大型で毛深く、雌雄異株。)
ユキザサ (白色の小さな花を多数つける、山地の林内に生える多年草。 )