ヒロハヘビノボラズ

最終更新日
2021/08/14
●学名
Barberis amurensis
●科名
メギ科メギ属
●花期
5月〜6月
●生育地

本州中部〜九州に分布し、山地に生える高さ2〜3mの落葉低木。

●特徴

葉は卵形で、縁に細かい鋭鋸歯がある。花は淡黄色、径約6mm、枝先に総状に咲く。実は赤熟。
高山蝶のひとつミヤマシロチョウの食樹。

●写真集

ヒロハヘビノボラズの花ヒロハヘビノボラズ 白馬八方尾根

●育て方

夏を除き日当りで管理する。
乾き気味に灌水し、肥料は春・秋に置き肥する。
芽出し前の3月頃か秋に、鹿沼土・富士砂または赤玉土の混合用土で、水はけ良く植え付ける。
枝を切りつめて盆栽仕立てにしても良い。庭植えにも適する。
株分け・挿し木・実生で殖やせる。

●近縁種

オオバメギ (葉が大きい。)

ヘビノボラズ (西日本に稀産し、葉が細かい。)

メギ (本州中部〜九州の山地に分布し、葉は全縁。)

●和名
広葉蛇不登。
「ヘビノボラズ」は、鋭い茎の刺の様子を、「蛇も登れない」と見立てたもの。
●参考図書
山の花1200(平凡社) 、山草図鑑(栃の葉書房)