茎は分枝し、高さ約1.5mになる。小型なので古くから庭などによく植えられる。小枝が細く下垂するので石組みの間などに植えるのに使いやすい。また、鉢植えにもよい。花は今年枝の頂に白色の小花を円錐花序につける。
ヒメウツギ 日光植物園
年間を通して日当たりで管理する。
水を好むので生育期は多めに灌水し、乾燥に注意する。
肥料は春・秋に油カスなどの置き肥をする。
鉢植えの場合は、花後に強めに剪定して仕立て直しをする。
植え替えは2〜3年ごとの春か秋に、硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで植え付ける。植え替えの際は根を切り詰めて枝も整理する。
株分けか挿し木で増殖する。
ウツギ (日本全土に分布。山地の崖などに生える。)
マルバウツギ (関東地方以西の太平洋側・四国・九州に分布。日当たりのよい斜面に自生。)
この他、日本に自生するヒメウツギの仲間は、アオコウツギ、ウツギ、ウメウツギ、ウラジロウツギ、オオシマウツギ、オキナワヒメウツギ、コウツギ、コミノヒメウツギ、サラサウツギ、ツクシウツギ、ナチウツギ、ブンゴウツギ、、ヤエヤマウツギなど。
ウツギの付く名前の花には下記のようなものもある。
コガクウツギ (ユキノシタ科アジサイ属。伊豆半島・近畿〜九州に分布し、低山の斜面に自生。)
ツクバネウツギ (スイカズラ科ツクバネウツギ属。本州の東北地方太平洋側〜九州の山地に自生。)
ミツバウツギ (ミツバウツギ科ミツバウツギ属。日本各地の林縁に自生。)