ヒイラギソウ

最終更新日
2016/02/17
●学名
Ajuga incisa
●科名
シソ科キランソウ属
●花期
4月〜6月
●生育地
本州の関東、中部地方に分布。山地の木陰に生える多年草。
●特徴

茎は走出枝を出さず、直立して高さ30〜50cm。花は茎上部の葉腋に3〜5段にかたまって付く。葉は卵形〜広卵形で、縁に歯牙のある欠刻があり、3〜5cmの葉柄があって対生する。

●写真集

ヒイラギソウの花ヒイラギソウ

●育て方

木漏れ日が射す程度の半日蔭の場所で管理する。過湿にならないように乾いたら灌水する。

肥料は春と花後〜夏前までと、秋に置き肥する。

用土は赤玉土や硬質鹿沼土の混合土を用い、中深鉢に植え付ける。高く伸びたら、下から約10cmの所で切り、脇芽を吹かせると丈を低くできる。

増殖は株分け、実生、挿し芽による。

●近縁種

キランソウ (別名ジゴクノカマノフタ。本州、四国、九州に分布。人家の周囲や野山にふつうに生える多年草。茎は地面を這うように伸びて広がり、春に葉のわきに、濃紫色の唇形花をつける。)

ジュウニヒトエ (野山や丘陵地に生える多年草。)

ニシキゴロモ (丘陵などに生える8〜15cmの小型の多年草。)
など。

●和名
柊草。葉の形が、樹木のヒイラギに似ていることからの名。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)