ベニバナイチゴ

最終更新日
2016/03/06
●学名
Rubus vernus
●科名
バラ科キイチゴ属
●花期
6月〜7月
●生育地
日本固有種。北海道、本州(中部地方以北)に分布。亜高山帯〜高山帯の林縁や渓流沿いに生える落葉低木。
●特徴

高さ100〜150pで、若枝には最初軟毛があるが全体に刺がない。葉はふつう3小葉からなり、先が尖る。花は径約3p、濃紅紫色で下向きに咲き、正開しない。5数性。秋に黄赤色の果実が付く。

●写真集

ノウゴウイチゴの実ベニバナイチゴ 栂池自然園

●育て方

よく日の当たる風通しの良い場所で管理し、冬季をのぞき1日1回たっぷりと潅水するが、過湿に注意する。

肥料は置き肥をする。

水はけ良く、軽石に硬質鹿沼土を2〜3割混ぜた用土で植える。

増殖は春の植え替え時に挿し芽か実生で殖やす。

●近縁種

コガネイチゴ (亜高山帯〜高山帯の針葉樹林の林内や林縁に生える矮性低木。)

ゴヨウイチゴ (別名トゲゴヨウイチゴ。亜高山帯の針葉樹林内の林内や林縁に生える半低木。)

バライチゴ (全国の山地に 分布する。葉や花がバラに似る。)

ヒメゴヨウイチゴ (亜高山帯の針葉樹林内の林内や林縁に生える亜低木。)

ブラックベリー (落葉小低木またはつる性で、後者はデューベリーと呼ばれる。果実は酸味が多く、ジャムにされることが多い。)

ラズベリー ( フランボワーズとも呼ばれる低木性落葉果樹。)

●和名
紅花苺。
●参考図書
山草辞典(栃の葉書房)、高山に咲く花(山と渓谷社)