北海道、本州の東北、北陸地方に分布。高山帯の岩場に生える亜低木。
茎は叢生して高さ約20cmになる。葉は2回羽状に全裂し、全体に銀白色の毛が生える。総状円錐花序に多数の白〜黄色の小花を付ける。暖地で栽培するとあまり花が付かないが、花の鑑賞よりも朝霧に包まれたような葉姿を楽しみたい。
風通しのよい日当たりで管理する。
灌水は乾き気味に行う。
肥料は置き肥のほか春・秋に薄い液肥を与える。
植え替えは芽出し時期の3月頃に行い、硬質鹿沼土、軽石の混合土などで水はけ良く植え付ける。
増殖は株分け、挿し芽により、挿し芽は6月が適期。
キタダケヨモギ (本州南アルプスに生える。葉が1〜2回3全裂し、花は総状花序に付く。)