地下茎は横にのび、その先端から陵角のある茎を立て、高さ30〜80pになる。葉は互生し、長楕円形で長さ5〜15p、幅2〜5p、裏面は粉白を帯びる。葉のわきから、1本または基部で二つに分かれた花柄を出し、その先に長さ2pほどの緑白色の花を垂らす。
寒さに強く比較的丈夫な草。環境もさほど気を使うことはなく、日当たり、半日陰どちらで管理しても良い。水を好むので、水げれには注意。
植え替えは、地上部が枯れた晩秋か発芽前の早春に行う。
用土は特に選ばないが、赤玉土・硬質鹿沼土の等量混合土でよい。
増殖は株分けが一般的だが、実生や庭植えも良く増える。
ナルコユリ (山地の林下に生える多年草。)
ミヤマナルコユリ (山地の林下に生える多年草。)