四季の山野草/山野草図鑑
学名:Loganiaceae
分類:双子葉植物
熱帯から温帯にかけて29属570種、日本に3属5種、日本の固有植物は2種、APGV分類武井においては、一部の属がリンドウ科およびゲルセミウム科移動されたが、日本産種の取扱には変更はない。
木本、草本があり蔓性もある。葉は対生し、単用で、全縁、葉柄の基部に托葉状の突起がある。花は単生または集散花序につき、合弁の筒状、漏斗状になる。雄しべは花冠の裂片数と同じか倍数。果実は刮ハまたは液果。
(印象)-
マチン科の屬と花の紹介(四季の山野草編)
- オオサワラモクレイシ属(Geniostoma)・・・日本からミクロネシア、ニュージーランド、マダガスカルにかけて52種が分布する。本属とハワイ諸島固有のLabordia属のみを独立した科Geniostomaceaeとする見解もある。
日本の固有種として小笠原諸島の父島、兄島、母島の山地林床にオガサワラモクレイシが知られている。
- ゲルセミウム属(Gelsemium)・・・東南アジア、北アメリカ南部、中央アメリカに3属が分布する常緑蔓性植物。花に香りがある。
本属には、カロライナジャスミンがある。
- ホウライカズラ属(Gardneria)・・・日本からインド、インドネシアの熱帯、亜熱帯に5種が分布し、日本の固有種としてホウライカズラが千葉から九州までと琉球列島にかけて分布する。琉球さんをリュウキュウホウライカズラとして独立種とする見解もある。
参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)
園芸植物 (山渓カラー名鑑)