日本全土に分布し、山地の日当たりの良い草原に生える多年草。
地下には卵形状の鱗茎があり、長さ2〜3cmになる。外皮は黒褐色を帯びる。葉は線形のやや肉厚で長さ10〜25cm。8〜9月、細長い葉の間から花茎を伸ばし、先端に3〜7cmにわたり穂のような総状花序を付け、淡紫色の小花を咲かせる。
ツルボ 秋の野山
ツルボ 日光植物園
年間を通してよく日の当たる場所で管理し、灌水は1日1回を目安に過湿にならないように行う。
肥料は春と花後に有機質肥料を1〜2回与える。
硬質赤玉土と硬質鹿沼土を混合した用土を用い、中深鉢に水はけ良く植え付ける。
増殖は春に植え替えをかねて分球する。
オニツルボ (四国、九州に分布。大型で、葉幅が2cmにもなる。)