キバナノカワラマツバ

最終更新日
2017/11/19
●学名
Galium verum var.asiaticum
●科名
アカネ科ヤエムグラ属
●花期
6月〜9月
●生育地

北海道、本州、四国、九州、東アジアに分布し、山地、ときには高山帯の草地にも生える多年草。

●特徴

茎には陵があり、直立して高さ20〜60p。茎の先や上部の葉腋から花枝を伸ばして円錐花序をつくり、蜜に多数の小さな淡黄色の花を付ける。幅1〜3o、長さ2〜3pの線状の葉が、6〜12個輪生する。先端に短いとげがある。非常に変異が多く、白花のものをカワラマツバという。

●写真集

キバナノカワラマツバの花キバナノカワラマツバ 白馬八方尾根

●育て方

日当たり、風通しの良い場所で管理し、潅水は控えめにやや乾き気味にしめてつくる。

肥料は有機質肥料を置き肥するか、または薄い液肥を月に2〜3回与える。

植え替えは3月の芽出しの頃に水はけの良い用土で深鉢に植え付ける。

増殖は株分けか実生による。

●近縁種

ミヤマキヌタソウ (亜高山帯に生える多年草で花は黄白色。)

ヒナソウ (北アメリカ原産。日当たりが良く、やや湿った冷涼地に生える多年草。 )

●和名
黄花の河原松葉。乾いた河原に生え、葉がマツの葉に似ることから名がある。
別名タカネカワラマツバ。
●参考図書
高山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)