カトウハコベ

最終更新日
2018/03/27
●学名
Arenaria katoana var. katoana
●科名
ナデシコ科ノミノツヅリ属
●花期
7月〜8月
●生育地

北海道(夕張山地、日高山脈、鵡川町)、本州(早池峰山、谷川山系、至仏山)に分布し日本固有。山地帯〜高山帯の蛇紋岩の礫地に生える多年草。

●特徴

花は1〜3個。直径約8mm。花弁は萼片より少し長く、基部は爪になる。雌しべを黄色の花盤が囲み、その外側に雄しべがつく。高さ3〜10cm。無花枝と有花枝の区別がない。茎の上方の節間には2列の縮毛と腺毛がある。葉は長さ3〜10mm、鋭頭、三角形で先端が尖る、無柄、幅2〜4mmで毛はない。花柄は長さ1〜2cm、微腺毛を密生する。萼片は長さ3〜4mm、鋭頭で3脈がある。刮ハは長さ約5mm、6片に割れる。

●写真集
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●育て方

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●近縁種

エゾミヤマツメクサ (大雪山系に分布し、高山帯の岩場や砂礫地に生える多年草。)

タカネツメクサ (飯豊山と中部地方に分布し、高山帯の岩場や砂礫地に生える多年草。)

ホソバツメクサ (北海道、本州の早池峰山、谷川山系、至仏山、中部地方に分布し日本固有。高山帯の岩場や砂礫地に生える多年草。)

ミヤマツメクサ (北アルプス、八ヶ岳、荒川岳、千枚岳に分布し、高山帯の岩場や砂礫地に生える多年草。)

●和名
加藤繁縷。別名コバノツメクサ。
●参考図書
高山に咲く花(山と渓谷社)