日本固有種。
本州(中部地方以北の日本海側と西日本)に分布し、低山帯〜高山帯の湿地や湿原などに生える多年草。
葉は長さ10〜40pの線形で、基部より多数出て、上部の葉ほど小さくなり、小さな鋸歯をもつ。花は4〜7pの花序に、総状に小さな白色花を密に咲かせ、1節に3個つく。花茎の上部に腺状の突起があり、よく粘る。
イワショウブ 栂池自然園
よく日の当たる場所で管理する。
潅水は充分にし、水切れに注意する。
肥料は有機質肥料を置き肥するほか、薄い液肥を与える。
植え替えは芽だし前か秋に行い、硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで水はけよく植え付ける。
増殖は株分け・実生による。
チシマゼキショウ (北海道から本州の中部地方以北に分布し高山帯の岩上に生える多年草。)
チャボゼキショウ (本州、四国、九州の亜高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地に分布する多年草。)
ヒメイワショウブ (北海道から本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯〜高山帯の礫地や岩上に生える多年草。)