フヨウ

最終更新日
2016/02/24
●学名
Hibiscus mutabilis
●科名
アオイ科フヨウ属
●花期
3月〜5月
●生育地
中国、日本南部に自生する低木で、寒地では落葉する。
●特徴

茎葉に星状毛がある。葉は掌状で3〜7裂する。花は大きく、直径10cm内外、ピンク色がふつうであるが白花。

美しい花は美人の代名詞にされるほどだが、1日でしぼんでしまう。

●写真集

フヨウの花フヨウ 冬の野山

●育て方

耐寒性はやや弱いので、関東以北の寒さの厳しい地域ではマルチングなどの冬季保護が必要。中間地帯では地上部が枯れて春に発芽する。

日当たりと水はけのよい土に植える。乾燥しずぎると株が弱るので、腐植質が多めのやや水持ちのよい土にするとよく生育する。酸性土を好む。

九州南部など、常緑で冬越しをする地域を除いて、落葉期に好みの高さで切り戻せる。

実生で殖やす。発芽適温は20℃以上。
4〜5月にビニールポットにまくと、10〜15日ほどで発芽してきます。タネは大きく、かたくて給水しにくいので、種皮を傷つけて給水させてからまく。

ハマキムシがつきやすい。

●近縁種

アメリカフヨウ (カラフルで豊富な花色が揃っている。)

スイフヨウ (八重咲きで、花色が朝から夕方まで白からピンク、紅色へと変わっていく。)

●和名
芙蓉。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、はじめての花づくり(主婦の友社)